投資信託では投資家、投資委託会社、信託銀行、販売会社相互の厳密な分業によって成り立っています。
ですから、この当事者のうち何人も他者の仕事に介入することはできません。
こうした厳格な分業のもうえに投資信託が成り立っていることは銘記しておきたいことです。
投資信託の仕組みは、以下のようになります。
まず、受益者と呼ばれる投資家がいます。
次いで委託者がおります。
これは投資顧問会社または投資委託会社のことでして、委託を受けて投資信託の運用を行います。
さらには受託者がおります。
これは投資信託財産を管理する信託銀行のことです。
投資家を別にしても2当事者がいますが、これに加えて、さらに投資信託の販売会社(これは受益者(投資家)への販売窓口になります)の3者で成り立っています。
販売会社である証券会社、銀行、保険会社、郵便局などが投資信託の募集、販売を行い、投資家から資金を集める仕組みです。
投資家一人一人の持ち金は少なくても、それを集めて大口の投資ができることになります。
また、複数の投資先にプロの委託者が投資を行いますので、リスクが減少し、投資の効率もあがります。
もっともリスクがゼロになるわけでもないのですが。
集められた資金をもとに投資信託会社などの運用会社(委託者)が株式や債券、不動産などに投資して資金の運用を行います。
実際に集められた資金は信託銀行が管理・保全を行います。
運用会社の指示に従い資金を株式、債券、不動産などに投資を行うのです。
このように、各自が各自の権限と責任において行動を分担することになっていますので、面倒といえば面倒ですが、途中で資金が行方不明になったり、恣意的に運用されたりすることはないようにできているのです。
当事者のどこかが倒産しても資金は保全されます。
そして各自の専門技術にのっとった資金の運用が行われるわけです。
このような仕組みで運用されて得られた収益は、販売会社などを経由して投資家へ還元されていきます。
投資信託の仕組みは販売、資金の運用、資金の保管・管理と各々の分野で専門会社のプロによって、それぞれが独立に、効率的に、厳正に行われるのです。
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